代表取締役社長の辻　高志です。
平素より、格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

2025年で、アイルミッションは13期を迎える事ができました。
これもひとえにお客様、協力会社様、関係者各位、そしてこれまで力を合わせて一緒に歩いてきてくれた社員、すべての皆様のお陰です。心より御礼申し上げます。

「仕事はお客様の為にある。仕事は自分の為になる。」
弊社では、この言葉を、我々の理念やビジョンと同じくらい大事にしており、毎年の入社式には、新入社員に向けて、必ずこの言葉を説明するようにしております。

お客様のご要望、そしてお客様の向き合われている課題があるからこそ、私たちの仕事は存在しており、そこがすべての出発点です。アイルミッションメンバーの一人一人は、その仕事に取り組む機会をお客様から頂き、それらに真摯に向き合っていくことを通じて、結果として、生活の糧、仕事のやりがい、人としての成長など、多くのものを頂戴しております。どんなに会社が成長しても、技術が進歩しても、この出発点と原理原則だけは変わることはありません。

ここ数年、我々がもう一つ大事にしている言葉があります。それは、我々のコーポレートメッセージにしております「人の幸せのすぐそばに。」という言葉です。

ICTの世界は日進月歩で発展・進化を続けてきました。その黎明期から近年に至るまで、多くの価値創造に貢献し、顧客課題・社会課題の解決を達成することで、たくさんの「人の幸せ」に貢献してきました。技術の劇的な進化が利便性を大いに向上させ、欲しいモノや情報を簡単に手に入れることができるようになり、それまで不可能であった多くの人的交流を生んでまいりました。

しかし、ここ10数年の中で、ICTの世界には重要な変化が生まれてきていると感じています。人を幸せにする一方で、それに伴って起きる「副作用」が以前よりも大きくなってきたように思えるのです。

技術を悪用した犯罪が増え、その手口は巧妙化の一途をたどっています。情報が氾濫し、その真偽の見極めが難しくなりました。SNSの発達は人々のコミュニケーションのあり方を変え、その範囲を拡大させた一方で、人権やプライバシー、著作権の侵害などさまざまな問題を顕在化させました。

今後もICTの分野は急速に進化していくでしょう。それらが社会に及ぼす影響はますます大きくなり、それに伴ってその変化のスピードも増してきています。だからこそ、そのような変化が生み出す負の側面も同時に意識しながら事業に取り組み、ICTを通じて人を幸せにしながら、その副作用をいかに軽減していくか、それもまたICTに携わる者の責任なのではないかと考えております。

「人の幸せのすぐそばに。」というコーポレートメッセージには、私たちが利己に走らず、社会への責任、お客様への貢献に真摯に向き合っていく、という強い想いを込めています。この想いを大切にしながら、幸せで豊かな未来を創造するため、歩んでまいりたいと考えています。

今後とも、アイルミッションへの変わらぬご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。

2025年1月
株式会社 アイルミッション
代表取締役社長　辻　高志